自動回転扉の事故防止に政府が動く

平成16年3月26日午前11時30分ごろ「六本木ヒルズ森タワー」におこった自動回転扉の事故をうけて、国土交通省経済産業省が安全基準作成に乗り出したという報道。(共同通信 2004.03.29)
規制緩和を目指す最中ですが、政府が規制強化に積極的です。将来的に、自動回転扉の設置に許認可あるいは届出といった手続きが必要になるのでしょうか。速やかな対応を示していますが、中央官庁は忙しいといわれます。基準の検討やその遵守に向けての取り組みは、実を結ぶのでしょうか。
ビル管理会社 森ビルは、不動産業界大手ですし、謝罪の姿勢を示しています。今後の改善も図られるでしょう。世論の関心を集めているので、ことの次第に注意するべきだと思いますが、政府による新たな許認可は必ずしも必要とは思えません。建設、不動産業界が見識を正すことが第一義でしょう。