国産木材価格が輸入財並!

埼玉県産の杉、檜の価格が近年の下落により、輸入財並になっているという話。(Mainichi INTERACTIVE)
宅建設を考える時に、木材は輸入材の方が安いと言われてきましたが、その予断を覆すような事態が起こりつつあるようです。現在、材木の年間成長量は需要を上回り、安定供給の可能性があるようなのです。埼玉県では関連の33業者が、2003年7月 に さいたま県産木材住宅促進センター を設立するなど、安定した市場を目指して動き始めています。
何時の間にか状況が変わっているので、通説も信じるわけには行かないようです。

尾道で大正期の商業建築リニューアル

自治体が歴史的建築の再利用に取り掛かったというニュース。尾道市が、「広島銀行尾道支店旧尾道市役所前出張所」を博物館として利用するために、賃貸契約を結んだということです。(Yahoo!ニュース)
尾道市は、 尾道 散策百選 を選定しており、観光事業のの一つとして考えていると思われます。(*「40 街角ギャラリー(広島銀行尾道支店)」がそれにあたるのか?は未調査) 所有者の銀行と、利用者であり自治体である市の思惑が一致したとのことで、別段この事業と関係のない建築の人にとっても喜ばしい話でしょう。
滋賀県犬上郡豊郷町では、豊郷小学校校舎新築をめぐる騒動が治まらず、町長を迅速に起訴するよう求める署名が地検へ提出されるなど(Yahoo!ニュース)、いまだにすったもんだしているのと、どうしても比べてしまいますね。

文献情報を検索するプロジェクト

これまで対象とならなかった、データベースの中の情報を検索するためのプロジェクトが立ち上がったというニュースです。(ITmediaニュース)
アメリカの Yahoo! の戦略の一つとなっているようですが、まず最初に対象として上がっているデータベースが図書館情報、つまり文献情報のようなので、大歓迎したいのです。オンラインのブック・ショップ・サイトでは、ISBN を使って情報に触れやすくする工夫がされていて、個人的なサイトでもうまくリンクを張っているのを目にします。でも、書誌情報を扱う時には、権威のある図書館が頼りになるのです。売れない本、出回っていない本のことも分かると楽しいですよね。

戸田建設が作業所向けパソコンソフト開発

戸田建設が、建築工事の材料・資材搬送を管理するシステムを開発しました。リフトやクレーンの利用のやり繰りに便利なパソコンソフトのようです。(Yahoo!ニュース)
ゼネコンの専門分野で知的財産作りを目指しているのでしょう。近年の世相を色濃く反映した考え方ですね。面白い話だと思います。個人の能力に頼るやり方に比べ、現場管理が底上げされるのでは?